“片頬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かたほ60.6%
かたほお28.2%
かたほほ5.6%
かたほゝ5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“片頬”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
叔父と母親とが、赤子の死んで出たことを話して聞かすと、叔母は片頬かたほに淋しいみを見せて、目に冷たい涙を浮べた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
影があざになって、巴が一つ片頬かたほに映るように陰気にみ込む、と思うと、ばちゃり……内端うちわに湯が動いた。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「朝げにまた眠いとってこづき起こされべえに」にっと片頬かたほおみをたたえて妹は君にいたずららしい目を向ける。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「何だと親を捕えて泥棒呼わりは聞き捨てになりませんぞ」と来るところを取って押え、片頬かたほお笑味えみを見せて、
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼の片頬かたほほには見るも恐ろしいかにのような形をした黒痣くろあざがアリアリと浮きでていた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その時旗太郎が、妙に老成したような態度で、冷たい作り笑いを片頬かたほほうかべた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
すると角度かくど具合ぐあひで、其所そこ御米およね襟元えりもとから片頬かたほゝうつつてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御身おみときわかひとな。』と雪枝ゆきえいて、片頬かたほゝまたくらうして薄笑うすわらひをた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)