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かたほお
ふりがな文庫
“かたほお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
片頬
81.5%
隻頬
18.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片頬
(逆引き)
睫毛
(
まつげ
)
の長い一重
瞼
(
まぶた
)
が夢見るように細くなって、
片頬
(
かたほお
)
に愛らしいえくぼができて、花弁のような唇から、ニッと白い歯が
覗
(
のぞ
)
いた。
暗黒星
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
連れて
不忍
(
しのばず
)
の
蓮見
(
はすみ
)
から、
入谷
(
いりや
)
の朝顔などというみぎりは、一杯のんだ
片頬
(
かたほお
)
の日影に、揃って
扇子
(
おうぎ
)
をかざしたのである。せずともいい真似をして。
栃の実
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かたほお(片頬)の例文をもっと
(22作品)
見る
隻頬
(逆引き)
潤
(
うる
)
みを持った瞳が笑うとともに
熱
(
ほて
)
った唇がまた
隻頬
(
かたほお
)
に
温
(
あたたか
)
く来た。章一の瞳はとろとろとなった。
一握の髪の毛
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
道夫は手にした傘をまず立てかけて
斜
(
ななめ
)
に腰をかけた。腰をかけながら
室
(
へや
)
の中へやるともなしにやった眼に、島田の
髷
(
まげ
)
をかしげるようにして坐っている
壮
(
わか
)
い女の白い
隻頬
(
かたほお
)
を見た。
馬の顔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
かたほお(隻頬)の例文をもっと
(5作品)
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