“きぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キヌ
語句割合
67.5%
14.1%
11.5%
1.7%
鬼怒1.0%
気抜0.7%
0.5%
衣絵0.2%
布帛0.2%
彩絹0.2%
0.2%
氣拔0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
衣裳0.2%
鬼奴0.2%
𥿻0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はらはらとその壇のに、振袖、詰袖、揃って手をつく。階子の上より、まず水色のを引く。すぐにぎたる姿見ゆ。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
袋だけはそまつなごわごわした物を入れてあるくために、や布以外の多くの材料をつかったのが、今でもまだくもちいられている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三人の登って行くところから十四五間も右手に、雪まみれになって倒れている者があった……汗止めの白いが鮮かに三人の眼にしみた。
夜明けの辻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
聞いてくれ、聞いてくれ、静かに聞け! 俺は土屋庄三郎だ! 去年の春だ、桜の夜だ、甲府の神社参詣に行った。その時年寄りの売りがいた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
若し将門が攻めて行つたのをいだものとしては、子飼川をつたり鬼怒を渡つたりして居て、地理上合点が行かぬ。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
つてくか、天井——五階のあたりで、多人数のわや/\ものきながら、積日辛労安心した気抜けの所為で、まゝ前後不覚つた。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
白鯉を以て包んだり、蜘蛛の糸を以て織りなした縮羅を引きはえたり、波なき海をどるしい砂浜を作ったり、地上の花をます荘厳偉麗の色彩を天空にかしたり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
衣絵ちやんがびませう……も、……しい。」
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
衣絵ちやん、——さんです。」
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
七巻八巻織りかけたる布帛はふつふつと切れて風なきに鉄片と共に舞い上る。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
姉は話しながら裁縫の針を止めぬのである。前に鴨脚の大きい裁物板が据えられて、彩絹裁片や糸ややが順序なく四面に乱れている。女物の美しい色に、洋燈の光が明かに照り渡った。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
勝れたる容姿といふにはあらねど、優形にて色白く、黒色がちなる眼元愛らしければ、これに美しき着せたらんには、天晴れ一個の、可憐嬢とも見ゆるならむが、身装のあまりに見苦しきと
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
ると、富札がカチンとつて、一分千兩とりはぐしたやうに氣拔けがした。が、ぐつたりとしてはられない。改札口閑也は、もう乘込だあとらしい。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ここにの神みづから出で見て、「この人は、天つ日高の御子、虚空つ日高なり」といひて、すなはち内に率て入れまつりて、海驢の皮の疊八重一一を敷き、また疊八重一二をその上に敷きて
ふっくらとしたおもながの顔でのようになめらかな、しっとりと白いをしている、眉は薄墨で描いたような柔毛であるが、それが細いやさしそうな眼とよくうつって、温かい気品と
半之助祝言 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
銭をじゃらじゃら鳴らせ、売上高の勘定を始めるのを見ると、許生員は𣏾から幅ったい日覆を外し、陳列してあった品物を手繰り寄せた。木綿類の畳物と類の巻物で、ぎっしり二た行李に詰った。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)
夏蚕から晩秋蚕までを掃かなかったから、年末にはおそろしい窮乏に見舞われた。
藪落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
娼婦衣裳を纒へる哲学者鸚鵡眼をとぢもの思ひをる
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
鬼奴の河原にさまよひて
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
それから「文」、「日記」の「紙」、それから「𥿻」と「」がある。これらのものは、少なくも私には一つの観念群を形成しうるものである。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)