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前後不覚
ふりがな文庫
“前後不覚”の読み方と例文
旧字:
前後不覺
読み方
割合
ぜんごふかく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぜんごふかく
(逆引き)
などと考えたけれど夫人はいつも神経過敏で、容易に
前後不覚
(
ぜんごふかく
)
に
陥
(
おちい
)
らなかったので、手術を加えても、その途中の
疼痛
(
とうつう
)
は、それと
忽
(
たちま
)
ち気がつくことだろうと予測された。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
声
(
こゑ
)
が
籠
(
こも
)
つて
空
(
そら
)
へ
響
(
ひゞ
)
くか、
天井
(
てんじやう
)
の
上
(
うへ
)
——
五階
(
ごかい
)
のあたりで、
多人数
(
たにんずう
)
のわや/\もの
言
(
い
)
ふ
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
きながら、
積日
(
せきじつ
)
の
辛労
(
しんらう
)
と
安心
(
あんしん
)
した
気抜
(
きぬ
)
けの
所為
(
せゐ
)
で、
其
(
その
)
まゝ
前後不覚
(
ぜんごふかく
)
と
成
(
な
)
つた。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ちょうどその時刻、それまでは
前後不覚
(
ぜんごふかく
)
であった
馬糧小屋
(
まぐさごや
)
の
蛾次郎
(
がじろう
)
の
寝
(
ね
)
がおの上へ、
草鞋
(
わらじ
)
の
裏
(
うら
)
からはがれたような一かたまりの土が、しかも
開
(
あ
)
いている口のあたりへ、グシャリと、落ちたものである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
前後不覚(ぜんごふかく)の例文をもっと
(3作品)
見る
“前後不覚”の意味
《名詞》
前後も分からなくなるほど正体がないこと。
(出典:Wiktionary)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
四字熟語
鼓舞激励
黄金時代
黄道吉日
黄絹幼婦
麤枝大葉
鷹揚自若
鶏鳴狗盗
鳩首凝議
魑魅魍魎
鬼哭啾啾
高手小手
驚天動地
馬鹿正直
馬耳東風
首鼠両端
飛耳長目
風紀紊乱
風流韻事
風声鶴唳
風光明媚
...
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