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辛労
ふりがな文庫
“辛労”のいろいろな読み方と例文
旧字:
辛勞
読み方
割合
しんろう
66.7%
しんらう
16.7%
からう
8.3%
きつ
8.3%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんろう
(逆引き)
それを良人の肌着に見出すときは、却って、良人が妻に告げないでいる
辛労
(
しんろう
)
をひそかに察して涙ぐましくなるようになっていた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
辛労(しんろう)の例文をもっと
(8作品)
見る
しんらう
(逆引き)
声
(
こゑ
)
が
籠
(
こも
)
つて
空
(
そら
)
へ
響
(
ひゞ
)
くか、
天井
(
てんじやう
)
の
上
(
うへ
)
——
五階
(
ごかい
)
のあたりで、
多人数
(
たにんずう
)
のわや/\もの
言
(
い
)
ふ
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
きながら、
積日
(
せきじつ
)
の
辛労
(
しんらう
)
と
安心
(
あんしん
)
した
気抜
(
きぬ
)
けの
所為
(
せゐ
)
で、
其
(
その
)
まゝ
前後不覚
(
ぜんごふかく
)
と
成
(
な
)
つた。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
辛労(しんらう)の例文をもっと
(2作品)
見る
からう
(逆引き)
其の
明
(
あす
)
雀部
(
ささべ
)
にわかれて、
八月
(
はづき
)
のはじめ
京
(
みやこ
)
を立ちて、
九三
木曾路を
来
(
く
)
るに、山
賊
(
だち
)
あまたに取りこめられ、衣服金銀残りなく
掠
(
かす
)
められ、命ばかりを
辛労
(
からう
)
じて助かりぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
辛労(からう)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
きつ
(逆引き)
あの声は
今日
(
こんにち
)
まで
自分
(
わし
)
の
臓腑
(
はらわた
)
の腐り止めになっている。貧乏というものは
辛労
(
きつ
)
いもので、妻子が飢え死によるのを見ると気に入らん奴の世話にでもなりとうなるものじゃ。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
辛労(きつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“辛労”の意味
《名詞》
苦労すること。辛苦。
(出典:Wiktionary)
辛
常用漢字
中学
部首:⾟
7画
労
常用漢字
小4
部首:⼒
7画
“辛”で始まる語句
辛
辛辣
辛抱
辛棒
辛苦
辛夷
辛酸
辛気
辛防
辛子
“辛労”のふりがなが多い著者
パウル・トーマス・マン
三遊亭円朝
伊藤左千夫
泉鏡太郎
吉川英治
泉鏡花
国枝史郎
夢野久作