“からう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
家老25.0%
歌樓8.3%
空撃8.3%
辛労8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし人のなだれにうたれ死したるにやとからうじて谷に下り、これれば稀有けうの大熊雪頽なだれ打殺うちころされたるなりけり。
されば今日の變事へんじに付稻葉家に於ては大いに心配しんぱい致され取敢とりあへず日野殿の御機嫌伺きげんうかゞひとして家老からうの中をつかはされんと城代稻葉勘解由かげゆを以て京都日野方へ參入致させ種々しゆ/″\音物いんもつ山の如く贈られて今日の變事へんじ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
歌樓からうのうち、やさけびのおとしらぬ顏
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
もっとも高等中学に居る時分に演習に往つてモーゼル銃の空撃からうちをやつたことがあるが、そのほかには室内射的といふことさへ一度もやつたことがない、人が鉄砲を持つて居るのを見てさへ
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
其のあす雀部ささべにわかれて、八月はづきのはじめみやこを立ちて、九三木曾路をるに、山だちあまたに取りこめられ、衣服金銀残りなくかすめられ、命ばかりを辛労からうじて助かりぬ。