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からう
ふりがな文庫
“
家老
(
からう
)” の例文
其
(
そ
)
の
頼母
(
たのも
)
しいのと、
當人
(
たうにん
)
自慢
(
じまん
)
の
生白
(
なまじろ
)
い
處
(
ところ
)
へ、
先
(
ま
)
づ
足駄
(
あしだ
)
をひつくりかへしたのは、
門内
(
もんない
)
、
團右衞門
(
だんゑもん
)
とは
隣合
(
となりあ
)
はせの
當家
(
たうけ
)
の
家老
(
からう
)
、
山田宇兵衞
(
やまだうへゑ
)
召使
(
めしつか
)
ひの、
葛西
(
かさい
)
の
飯炊
(
めしたき
)
。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
然
(
され
)
ば今日の
變事
(
へんじ
)
に付稻葉家に於ては大いに
心配
(
しんぱい
)
致され
取敢
(
とりあへ
)
ず日野殿の御
機嫌伺
(
きげんうかゞ
)
ひとして
家老
(
からう
)
の中を
遣
(
つか
)
はされんと城代稻葉
勘解由
(
かげゆ
)
を以て京都日野方へ參入致させ
種々
(
しゆ/″\
)
の
音物
(
いんもつ
)
山の如く贈られて今日の
變事
(
へんじ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
そ
)
の
頼母
(
たのも
)
しいのと
當人
(
たうにん
)
自慢
(
じまん
)
だけの
生白
(
なまじろ
)
い
處
(
ところ
)
へ、
先
(
ま
)
づ
足駄
(
あしだ
)
をひつくりかへしたのは、
門内
(
もんない
)
、
團右衞門
(
だんゑもん
)
とは
隣合
(
となりあ
)
はせの
當家
(
たうけ
)
の
家老
(
からう
)
、
山田宇兵衞
(
やまだうへゑ
)
召仕
(
めしつか
)
への、
居
(
ゐ
)
まはり
葛西
(
かさい
)
の
飯炊
(
めしたき
)
。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
不審
(
ふしん
)
せらるゝ
御樣子
(
ごやうす
)
是は尤も千萬なり
御筋目
(
おんすぢめ
)
の儀は委敷
此
(
この
)
伊賀より
御聽
(
おんきか
)
せ申べし
抑々
(
そも/\
)
天一樣
(
てんいちさま
)
御身分と申せば
當
(
たう
)
上樣
(
うへさま
)
未だ
御弱年
(
ごじやくねん
)
にて紀州表御
家老
(
からう
)
加納將監方に御
部屋住
(
へやずみ
)
にて
渡
(
わた
)
らせ給ひ徳太郎
信房
(
のぶふさ
)
君と申上し
折柄
(
をりから
)
將監妻が
腰元
(
こしもと
)
の澤の井と申女中に
御不愍
(
ごふびん
)
掛させられ澤の井殿
御胤
(
おんたね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
祝
(
しゆく
)
し奉つれり奧方
看病
(
かんびやう
)
のため
國元
(
くにもと
)
へいらせられ
若君
(
わかぎみ
)
誕生
(
たんじやう
)
にては
公儀
(
こうぎ
)
へ對し
憚
(
はゞか
)
りありとて
内々
(
ない/\
)
にて
養育
(
やういく
)
のおぼし
召
(
めし
)
なりまた大納言光貞卿は
當年
(
たうねん
)
四十一歳にあたり
若君
(
わかぎみ
)
誕生
(
たんじやう
)
なれば四十二の二ツ子なり
何
(
いか
)
なる事にや
昔
(
むか
)
しより
忌
(
いみ
)
きらふ事ゆゑ光貞卿にも
心掛
(
こゝろがか
)
りに
思召
(
おぼしめし
)
ある日
家老
(
からう
)
加納將監
(
かなふしやうげん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“家老”の意味
《名詞》
家老(かろう)
江戸時代、大名の家臣のなかで藩の政務を取り仕切り、家臣を統率した職。また、そのもの。
(出典:Wiktionary)
“家老”の解説
家老(かろう)は、武家の家臣団のうち最高の地位にあった役職で、複数人おり、合議によって政治・経済を補佐・運営した。
(出典:Wikipedia)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
“家老”で始まる語句
家老職
家老中
家老衆
家老邸