“臓腑”のいろいろな読み方と例文
旧字:臟腑
読み方割合
ぞうふ80.3%
はらわた14.8%
ざうふ3.3%
ひゃくひろ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、つぎの一瞬、かれは再び栄三郎の一刀を臓腑ぞうふに感じて、焼けるような痛苦のうちにみずから呼吸をひきとりつつあるのを知った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
吾輩が臓腑はらわたのドン底のかすの出るところまで饒舌しゃべり尽してしまっても、わかったのか、わからないのかマルッキリ見当が付かない。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
僕はそれをつぶして臓腑ざうふをかぶれかかつてゐる腕になすりつけたけれども、赤くれて汁の出て来たところは今度は結痂けつかして行つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
『ウム。ヤル。臓腑ひゃくひろデモ……睾丸きんたまデモ……ナンデモ遣ル。シネバ……イラン』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)