“ざうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臟腑66.7%
臓腑33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
散々くのでございます。丁度、霍亂かくらんか何かのやうな、一時は臟腑ざうふまで吐くんぢやないかと思ひました。が、それでもうんと吐いたのは容態が輕い方で、あまり吐かない女共は重うございました
それから妹のおふぢは、透き通るやうな娘で、笑ふとそりや可愛らしい顏になる、あんなのは多分臟腑ざうふの代りにゼンマイが入つて居て、竹田人形のやうに、カラクリで動くんぢやないかと思ひますがね
僕はそれをつぶして臓腑ざうふをかぶれかかつてゐる腕になすりつけたけれども、赤くれて汁の出て来たところは今度は結痂けつかして行つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
地寒ちかんのよわきとつよきとによりてこほりあつきうすきとのごとし。天に温冷熱をんれいねつの三さいあるは、人のはだへあたゝかにくひやゝ臓腑ざうふねつするとおな道理だうり也。気中きちゆう万物ばんぶつ生育せいいくこと/″\く天地の気格きかくしたがふゆゑ也。