“ぞうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臓腑96.1%
臓府2.0%
雑夫2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリストフは幻覚に襲われ、一身を挙げて緊張していたが、臓腑ぞうふまでぞっと震え上った。……ヴェールは裂けた。眩惑げんわくすべき光景だった。
停車場ステェション前で饂飩うどんで飲んだ、臓府ぞうふがさながら蚯蚓みみずのような、しッこしのない江戸児擬えどッこまがいが、どうして腹なんぞ立て得るものかい。ふん、だらしやない。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし、梁山泊がたにそんな大兵はあるはずもないから、これは宋江が土地ところの農民や雑夫ぞうふを狩り集めて兵鼓へいこを振るわせた擬勢ぎせいであったに相違ない。けれど城中の驚きは一ト通りでなく
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)