“生育”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいいく25.0%
そだつ25.0%
そだ16.7%
そだち16.7%
おいた8.3%
そだつる8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
𤍠あついところからさむ地方ちほうくにつれて、そこに生育せいいくしてゐる樹木じゆもく種類しゆるいおよ森林しんりんかたち各々おの/\ことなつてゐる、とはいまはおはなししました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
是天地方円はうゑんあひだ生育そだつゆゑに、天地のかたちをはなれざる事子の親にるに相同じ。雪の六出りくしゆつする所以ゆゑんは、ものかず長数ちやうすういん半数はんすうやう也。
逃亡はするが、紳士の逃亡で、人だか土塊つちくれだか分らない坑掘あなほりになりさがる目的の逃亡とは、何不足なく生育そだった自分の頭には影さえ射さなかったろう。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
○余越後の夏にあひしに、五こく蔬果そくわ生育そだち少しも雪をおそれたる色なし。山景野色さんけいやしよくも雪ありしとはおもはれず、雪の浅き他国に同じ。五雑組ござつそに(天部)百草雪をおそれずして霜を畏る。
世にれては見えたまえど、もとより深窓に生育おいたちて、乗物ならではおもてでざる止事無やんごとなき方々なれば、他人事ひとごとながら恥らいて、顔を背け、かしられ、正面より見るものなし。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
天地呼吸こきふして万物ばんぶつ生育そだつる也。天地の呼吸こきふつねうしなふ時は暑寒あつささむさ時におうぜず、大風大雨其余そのよさま/″\の天へんあるは天地のやめる也。天に九ツのだんあり、これを九天きうてんといふ。