“せいいく”の漢字の書き方と例文
語句割合
生育100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
𤍠あついところからさむ地方ちほうくにつれて、そこに生育せいいくしてゐる樹木じゆもく種類しゆるいおよ森林しんりんかたち各々おの/\ことなつてゐる、とはいまはおはなししました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
肥料ひれう工夫くふうがつかなかつたりするのとで作物さくもつ生育せいいくからいへば三日みつかあらそふやうなときでもおもひながらないのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
地寒ちかんのよわきとつよきとによりてこほりあつきうすきとのごとし。天に温冷熱をんれいねつの三さいあるは、人のはだへあたゝかにくひやゝ臓腑ざうふねつするとおな道理だうり也。気中きちゆう万物ばんぶつ生育せいいくこと/″\く天地の気格きかくしたがふゆゑ也。
今日こんにち、ひのき、すぎなどはやしをこのたいなかるのは、ひとうつゑたもので、もと/\ひのき、すぎなど温帶林おんたいりん生育せいいくしてゐたものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
彼等かれらはそれから貴重きちよう呼吸器こきふきであつた枯葉かれはを一まいでもえだからはなすまいとしまたはなれまいとしてる。生育せいいく機能きのう停止ていしされるととも粘着力ねんちやくりよくうしなふべきはず葉柄えふへい確乎しつかりたもたれてある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そこからうへふたゝ落葉濶葉樹らくようかつようじゆのかばるいとかはんのきるいとか、うつくしいはなくしゃくなげなどちひさくひく植物しよくぶつ生育せいいくしてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)