“粘着力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねんちゃくりょく42.9%
ねんちやくりよく28.6%
ねばりけ14.3%
ねばり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処までも粘着力ねんちゃくりょくが強い。それでいて、相手に少しも不愉快な心持を起させないのは、野球の応援が一種の精神修養になっているのだろう。
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
彼等かれらはそれから貴重きちよう呼吸器こきふきであつた枯葉かれはを一まいでもえだからはなすまいとしまたはなれまいとしてる。生育せいいく機能きのう停止ていしされるととも粘着力ねんちやくりよくうしなふべきはず葉柄えふへい確乎しつかりたもたれてある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
固く捏ねて寝かしておいて自分で柔くなったのは軽くって味が良うございましょう。しかし一番大切なのは粉の性質でメリケン粉の中でも粘着力ねばりけの強いのをらなければいけません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そうするとメリケン粉の粘着力ねばりが出てお菓子が重くなります。つまりカステラを拵えるのと同じ事です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)