“粘着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くっつ44.4%
ねば22.2%
ねんちゃく11.1%
ねばり11.1%
パアシスト11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運転手ははずしたタイヤをガバガバガバと地上にひっ転がすと、今度のまた破損の箇処にゴムの継ぎを当て当て、アラビヤ護謨粘着けると、トントンと叩いて見た。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
しかし、誰しもの額や顳顬には、痛ましい憔悴の跡が粘着りついていて、着衣にも労苦のがたたまれ、風がその一団を吹き過ぎると、唇に追放者らしい悲痛なはためきが残るのだった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして他の花へ飛びあるいた時、そのけて来た花粉を粘着する雌蕊柱頭へ、知らず知らずけるのである。すなわち蝶と花とが、利益の交換をやっているわけだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
葛湯を練るとき、最初のうちは、さらさらして、手応がないものだ。そこを辛抱すると、ようやく粘着が出て、ぜる手が少し重くなる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私はじぶんが単なる即席の思いつきでこの個人的な会話を切り出したのではないという立場を守護するために、すこしばかり顔を赤くして粘着した。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)