“くっつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
密着22.2%
附着22.2%
粘着8.9%
喰付6.7%
食付4.4%
付着4.4%
喰着4.4%
私通4.4%
跟随2.2%
付従2.2%
喰附2.2%
密著2.2%
密通2.2%
癒着2.2%
粘著2.2%
結合2.2%
緊着2.2%
食附2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉子焼鍋へ油を敷いておいて今の物を少しずつ中間を離して入れます。あんまり密着けて入れると膨らむ時中でに着いてしまいます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
多分その七歳になる男のがあったが、それの行為だろうと、時その児を紐で、母親に附着けておいたそうだけれども、悪戯は依然止まぬ。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一体合乗俥というはその頃の川柳や都々逸の無二の材料となったもので、狭い俥に両性がピッタリ粘着き合って一つ膝掛にまった容子は余り見っともイイものではなかった。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「怖ろしいことでしたね。何しろ、あの時に釣瓶へ肉がパックリと喰付いた有様は、眼の前に物のりを見るようで、ゾッとしてしまいました」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
余は谷村君のいて事務室の裏へ出た。股野も食付いて出た。裏は真四角な庭になっている。無論も草も花も見当らない、ただの平たい場所である。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「マァニの草、あたしに惚れたって、お前じゃ駄目よ。そんなに、べたべた付着いたって、あたしゃ嫌」
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それから、あたかも二人は日本橋の橋手前まで来ていたのだが、探偵は村井銀行の先を右へ曲って、中央郵便局の方角へ歩き出した。無論湯河も彼に喰着いて行かなければならなかった。
途上 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
○「ア知りやせん、其の宿屋へ女を連れて逃げたんで、其の宿屋が春部とかいう奴が勤めていた屋敷に奉公していて、私通いて連れて逃げた女の親里とかいう事で」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は新らしい編上靴を穿いた足首と、膝頭ばらせつつ、若林博士の背後に跟随いて、鶏頭の咲いた廊下を引返して行った。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
死ぬが死ぬまでその犯人に跟随いて行って、殺す以上の復讐をしてやります
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
した事は生れて初めてだ。荷物の重いばかりでなく、箆棒前途ばかり急いで、途中ろくろく休む事も出来ねえ。どこまでも付従いて行ったら生命
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
あの娘だって心配して、あゝ馬鹿/″\しい、何時までも親のそばに喰附いてれば生涯うだつはあがらないから、何処へか奉公でもするか、んな亭主でも持つ方が
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ほかにまだ七八人もいるが、どれもこれも頭や耳を密著けて乃公の噂をしている。乃公に見られるのを恐れている。往来の人は皆そんな風だ。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
私はの女中が何処から聞いて来たものか、あの瞽女は目も見えないくせに男と密通いて子をんだのだと噂しているのを聞いた事がある。
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
つまり胸の剣状突起のところで癒着いている、右側の一人には、心臓は右に、その他ありとあらゆる臓器が、左側のと反対の位置にあるというのだ。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
此方でお目に懸るとは斯んな嬉しいことはありません、親方のためなら内股膏薬どころじゃア有りません、は按摩膏に成って親方の方へピッタリ粘著いて離れませんので
要するにの恋でもこれが大切だよ、女という動物は三月たつと十人が十人、きて了う、夫婦なら仕方がないから結合いている。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ああ、何と云うきしむ戸だい! この店にも店自身に緊着いてるこの蝶番いのように錆びた鉄っ片れは他にありゃしねえよ、本当にさ。それにまた俺の骨ほど古びた骨はここにもないからね。
平林は、泥まみれになっても、黙って井戸端で洗足して、そのことを口へ出さなかったが、垣根につかまったりして歩くのか、指股に泥をよく食附けていた。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)