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喰付
ふりがな文庫
“喰付”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くっつ
30.0%
くつつ
20.0%
くいつ
10.0%
くいつき
10.0%
くひつき
10.0%
くらひつ
10.0%
たべつ
10.0%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くっつ
(逆引き)
敬太郎の方で須永の評判でも持ち出そうものなら、いつまででもその問題の
後
(
あと
)
へ
喰付
(
くっつ
)
いて来て、容易に話頭を改めないのが例になっていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
喰付(くっつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
くつつ
(逆引き)
相手
(
あひて
)
の
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
の
年
(
とし
)
は、
六
(
むつ
)
つ
許
(
ばかり
)
に
見
(
み
)
えた。
赤
(
あか
)
い
幅
(
はゞ
)
のあるリボンを
蝶々
(
てふ/\
)
の
樣
(
やう
)
に
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
に
喰付
(
くつつ
)
けて、
主人
(
しゆじん
)
に
負
(
ま
)
けない
程
(
ほど
)
の
勢
(
いきほひ
)
で、
小
(
ちひ
)
さな
手
(
て
)
を
握
(
にぎ
)
り
固
(
かた
)
めてさつと
前
(
まへ
)
へ
出
(
だ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
喰付(くつつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
くいつ
(逆引き)
「向う疵の兼」というのは恐ろしい
出歯
(
でば
)
だから一名「
出歯兼
(
でばかね
)
」ともいう。クリクリ坊主の
額
(
おでこ
)
が脳天から二つに割れて、又
喰付
(
くいつ
)
き合った
創痕
(
きずあと
)
が、
眉
(
まゆ
)
の間へグッと切れ込んでいるんだ。
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
喰付(くいつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
くいつき
(逆引き)
「放して
頂戴
(
ちょうだい
)
よ。よう。放さないとこの手に
喰付
(
くいつき
)
ますよ」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
喰付(くいつき)の例文をもっと
(1作品)
見る
くひつき
(逆引き)
申氣の如何に
凝
(
こる
)
とて此手先と我と我が手に
喰付
(
くひつき
)
しが覺悟を極め此
趣
(
おもむ
)
きを御番所へ自ら
訴
(
うつた
)
へ
公
(
おほや
)
けの御
法
(
はふ
)
通
(
どほ
)
りに御仕置を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
喰付(くひつき)の例文をもっと
(1作品)
見る
くらひつ
(逆引き)
第一、何処へかお出掛けになる時は
毎
(
いつ
)
でも俺がお伴を
仰付
(
あふせつ
)
かるから子、君達が指でもさせば直ぐワンと
喰付
(
くらひつ
)
く。
麺包
(
パン
)
の一
片
(
きれ
)
や二片呉れたからつて容赦は無いよ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
喰付(くらひつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たべつ
(逆引き)
今も今母親の写真を見て文三は日頃
喰付
(
たべつ
)
けの感情をおこし覚えずも
悄然
(
しょうぜん
)
と萎れ返ッたが、又
悪々
(
にくにく
)
しい叔母の
者面
(
しゃっつら
)
を憶出して又
熱気
(
やっき
)
となり、
拳
(
こぶし
)
を握り歯を
喰切
(
くいしば
)
り
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
喰付(たべつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
喰
漢検準1級
部首:⼝
12画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“喰”で始まる語句
喰
喰物
喰違
喰切
喰込
喰詰
喰殺
喰止
喰出
喰伏
“喰付”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
作者不詳
内田魯庵
夏目漱石
中里介山
石川啄木
夢野久作