“熱気”のいろいろな読み方と例文
旧字:熱氣
読み方割合
ねっき60.0%
ねつけ20.0%
やっき10.0%
やッき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱気ねっきされた真赤な裸身らしんに疲労もらず、エンジンに全速力をあげさせ、ふかのように敏捷びんしょうな運動をあやつりながら、五度六度と、敵の艦底を潜航し
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そういう時、自分の身なりの見すぼらしさや、ちょこちょこと動く自分の姿の下劣な浅ましさを考えただけで、わたしは心臓に痙攣的な痛みを覚え、背中に熱気ねつけを感じるのであった。
お勢が笑らいながら「そんなに真面目まじめにおなんなさるとこうるからいい」とくすぐりに懸ッたその手頭てさきを払らい除けて文三が熱気やっきとなり
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ト跡でお勢が敵手あいても無いに独りで熱気やッきとなって悪口あっこうを並べ立てているところへ、何時の間に帰宅したかフと母親が這入って来た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)