鷹野つぎ
1890.08.15 〜 1943.03.19
著者としての作品一覧
草藪(新字新仮名)
読書目安時間:約30分
附添婦と別れて一人のベッドに数日過した私は、一時多数病室に半月ほど過したのちまた転室した。今度は今までの南窓と対い合って眺められていた向う側の、平家建の二人詰の室のならんだ病棟だっ …
読書目安時間:約30分
附添婦と別れて一人のベッドに数日過した私は、一時多数病室に半月ほど過したのちまた転室した。今度は今までの南窓と対い合って眺められていた向う側の、平家建の二人詰の室のならんだ病棟だっ …
時(新字旧仮名)
読書目安時間:約2分
郷里の方の学校友達から、ふと二三度の便りがあつてから、しばらくして彼の女の息子を東京の学校へ入学させる用事をかねて、私をまで訪ねてくれた。 二十年近くも会はなかつたが、瞬時私は若い …
読書目安時間:約2分
郷里の方の学校友達から、ふと二三度の便りがあつてから、しばらくして彼の女の息子を東京の学校へ入学させる用事をかねて、私をまで訪ねてくれた。 二十年近くも会はなかつたが、瞬時私は若い …
窓(新字新仮名)
読書目安時間:約15分
窓というものが、これほどたのしいものとはまだ知らなかった。それも私が枕をならべて病んでいた私の少年を先立たせ、やがて一ヶ月後同じこの病院内に転室した日以来のことである。 私の病児と …
読書目安時間:約15分
窓というものが、これほどたのしいものとはまだ知らなかった。それも私が枕をならべて病んでいた私の少年を先立たせ、やがて一ヶ月後同じこの病院内に転室した日以来のことである。 私の病児と …
虫干し(新字新仮名)
読書目安時間:約4分
海の南風をうけている浜松の夏は、日盛りでもどこか磯風の通う涼しさがありましたが、夜は海の吐き出す熱気のために、却って蒸暑い時もあるのでした。 そうした夜は寝床にうすべりを敷き、私た …
読書目安時間:約4分
海の南風をうけている浜松の夏は、日盛りでもどこか磯風の通う涼しさがありましたが、夜は海の吐き出す熱気のために、却って蒸暑い時もあるのでした。 そうした夜は寝床にうすべりを敷き、私た …
“鷹野つぎ”について
鷹野 つぎ(たかの つぎ、女性、1890年(明治23年)8月15日 - 1943年(昭和18年)3月19日)は、大正・昭和時代の小説家。本名は次(読み同じ)、旧姓は岸。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“鷹野つぎ”と年代が近い著者
きょうが命日(3月3日)
ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ(1927年)
今年で生誕X百年
今年で没後X百年
アリギエリ・ダンテ(没後700年)
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ(没後100年)
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン(没後100年)
池田輝方(没後100年)
岡崎雪声(没後100年)