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『草藪』
ふりがな文庫
『
草藪
(
くさやぶ
)
』
附添婦と別れて一人のベッドに数日過した私は、一時多数病室に半月ほど過したのちまた転室した。今度は今までの南窓と対い合って眺められていた向う側の、平家建の二人詰の室のならんだ病棟だった。看護婦さんが寝台車を階段の下まで廻してくれ、それに見知り …
著者
鷹野つぎ
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約50分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
長兄
(
にい
)
打棄
(
うっちゃっ
)
兆
(
きざし
)
妻
(
さい
)
刳
(
えぐ
)
娘
(
こ
)
家
(
うち
)
次兄
(
ちいにい
)
炭末
(
たんまつ
)
篠懸
(
すずかけ
)
闃
(
げき
)
高価
(
たか
)