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闃
ふりがな文庫
“闃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
げき
90.6%
しず
3.1%
ひつそ
3.1%
ひッそ
3.1%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げき
(逆引き)
「忽ち鳥の奇聲を聞く。再び
闃
(
げき
)
として聲無し。熱帶の白晝、却つて妖氣あり。佇立久しうして覺えず肌に粟を生ず。その故を知らず」
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
闃(げき)の例文をもっと
(29作品)
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しず
(逆引き)
「春夜不寐。」〔春夜
寐
(
い
)
ネズ〕と題した長句の中には「独臥空床展転頻。帳影如烟闃無人。紅袖娯夜非我分。青灯長伴苦吟身。」〔独臥空床展転スルコト頻リナリ/帳影烟ノ如ク
闃
(
しず
)
カニシテ人無シ/紅袖娯夜ハ我ガ分ニ非ズ/青灯長ク伴フ苦吟ノ身ニ〕と言い
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
闃(しず)の例文をもっと
(1作品)
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ひつそ
(逆引き)
其晩
(
そのばん
)
は
湿
(
しめ
)
やかな
春雨
(
はるさめ
)
が
降
(
ふ
)
つてゐた。
近所隣
(
きんじよとなり
)
は
闃
(
ひつそ
)
として、
樋
(
ひ
)
を
洩
(
も
)
れる
細
(
ほそ
)
い
雨滴
(
あまだれ
)
の
音
(
おと
)
ばかりがメロヂカルに
聞
(
きこ
)
える。が、
部屋
(
へや
)
には
可恐
(
おそろ
)
しい
影
(
かげ
)
が
潜
(
ひそ
)
んでゐた。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
闃(ひつそ)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
ひッそ
(逆引き)
と
破
(
や
)
れた
人間離
(
にんげんばなれ
)
のした
嗄声
(
しゃがれごえ
)
が
咽喉
(
のど
)
を
衝
(
つ
)
いて
迸出
(
ほとばしりで
)
たが、応ずる者なし。大きな声が夜の空を
劈
(
つんざ
)
いて四方へ響渡ったのみで、
四下
(
あたり
)
はまた
闃
(
ひッそ
)
となって了った。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
闃(ひッそ)の例文をもっと
(1作品)
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闃
漢検1級
部首:⾨
17画
“闃”を含む語句
闃寂
闃然
闃乎
帳帷闃寂
幽闃
闃々沈々
闃寂閑
“闃”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
鷹野つぎ
橘外男
高山樗牛
近松秋江
内村鑑三
中島敦
エドガー・アラン・ポー
南方熊楠
高浜虚子