“闃乎”の読み方と例文
読み方割合
ひつそり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重い/\不安と心痛が、火光あかりを蔽ひ、門を鎖し、人の喉を締めて、村は宛然さながら幾十年前に人間の住み棄てた、廢郷かの樣に闃乎ひつそりとしてゐる。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
闃乎ひつそりとして話一つする者がない。新入生の父兄は、不思議相にしてそれを見てゐた。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
場内はまた水を打つた樣に闃乎ひつそりとした。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)