“嗄声”のいろいろな読み方と例文
旧字:嗄聲
読み方割合
しわがれごえ35.7%
かれごえ35.7%
しゃがれごえ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日もその為にわざと残してあった隅っこの椅子に一人離れて腰かけて、暫く黙って一同の会話を聞いていたが、突然太い嗄声しわがれごえで喋り出した。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
という客の、すこしなまりをおびた嗄声かれごえで、なんだか聞きおぼえのあるような気がして、かすかにさげていた頭をあげ室内を見た。ちんまりと洒落しゃれた小座敷。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
嗄声しゃがれごえで聞こえるので、たまらなくなって、あとじさりをしながら、背後うしろを見ると、今居たと思う蕎麦屋が影もなしに雪に消えたので、わッと云うと