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嗄声
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かれごえ
ふりがな文庫
“
嗄声
(
かれごえ
)” の例文
旧字:
嗄聲
という客の、すこし
訛
(
なま
)
りをおびた
嗄声
(
かれごえ
)
で、なんだか聞きおぼえのあるような気がして、かすかにさげていた頭をあげ室内を見た。ちんまりと
洒落
(
しゃれ
)
た小座敷。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
据わった腰、見詰めた眼、溢れようとする満腹の覇気スルスルと進み出た十三郎に押され、土岐与左衛門圧迫を感じ、タッタッと三足ほど退いたが、やや
嗄声
(
かれごえ
)
で
二人町奴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「待て」と私は
嗄声
(
かれごえ
)
で制した。窓のカーテンを掻い遣った。妻の鬢の毛が頬に触れた。
銀三十枚
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
突然、葬式彦が
嗄声
(
かれごえ
)
揚
(
あ
)
げて唄い出した。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「誠か⁈」と云ったが
嗄声
(
かれごえ
)
である。「で、そやつ、どの方角へ?」
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
嗄
漢検1級
部首:⼝
13画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“嗄”で始まる語句
嗄
嗄枯
嗄々
嗄聲