“雨滴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまだれ63.6%
うてき13.6%
あまだ11.4%
あまじた4.5%
レインドロップス4.5%
しずく2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨滴式の此市の女性が、嚴肅な、赤裸々な、明皙の心の樣な秋の氣に打たれて、『ああ、ああ、今年もハア秋でごあんすなつす——。』
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
山城守は、ち上った。あけ放してある縁から雨滴りこんで来て、畳を濡らし、長して山城守の膝をいそうにするので、かれはあわて出したのだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
雨滴れの音はまだしている。時々ザッと降って行く気勢も聞き取られる。城址の沼のあたりで、むぐりの鳴く声が寂しく聞こえた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
雨滴り、けはひかにしたたりつ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
彼女は、演奏が初まると、直ぐ独語のやうに、「雨滴のプレリュウドですわね。」と、軽く小声で云つた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
半ば眠れる馬のよりは雨滴重くり、その背よりは湯気立ちのぼり、家鶏は荷車の陰に隠れて羽翼振るうさまの鬱陶しげなる
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)