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『わかれ』
ふりがな文庫
『
わかれ
(
)
』
わが青年の名を田宮峰二郎と呼び、かれが住む茅屋は丘の半腹にたちて美わしき庭これを囲み細き流れの北の方より走り来て庭を貫きたり。流れの岸には紅楓の類を植えそのほかの庭樹には松、桜、梅など多かり、栗樹などの雑わるは地柄なるべし、——区何町の豪商 …
著者
国木田独歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸倶楽部」1898(明治31)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
転
(
めぐら
)
長
(
かしら
)
環
(
まわ
)
生
(
せい
)
早
(
と
)
異
(
あや
)
停止
(
たたず
)
寂寥
(
さびし
)
生国
(
ふるさと
)
面
(
かお
)
雨滴
(
しずく
)
長男
(
かしら
)
茅屋
(
くさや
)
蒼白
(
あおしろ
)
行程
(
みち
)
傍
(
かたわ
)
過
(
よぎ
)
懐
(
おも
)
辺
(
べ
)
情
(
こころ
)
一端
(
はし
)
物
(
もつ
)
真直
(
ますぐ
)
湿
(
うるお
)
静寂
(
しずか
)
永久
(
とこしえ
)
老翁
(
おきな
)
銀
(
しろかね
)
回転
(
めく
)
茅
(
ちがや
)
近所
(
あたり
)
姉妹
(
はらから
)
後
(
おく
)
幾千
(
すうせん
)
町人
(
まちびと
)
魔
(
もの
)
理由
(
いわれ
)
下
(
お
)
駐
(
とま
)
癒
(
いや
)
物語
(
はなし
)
五月
(
いつつき
)
礼
(
いや
)
空
(
むな
)
修繕
(
つくろ
)
節々
(
おりおり
)
停
(
とど
)
紅
(
くれない
)
水際
(
みぎわ
)
終夜
(
よすがら
)
出
(
い
)
美
(
うる
)
羽翼
(
はね
)
自己
(
おの
)
回転
(
めぐ
)
蒼
(
さお
)
掌
(
たなごころ
)
遠方
(
おちかた
)
辺
(
あた
)
天稟
(
てんりん
)
衷心
(
うち
)
家
(
や
)
西端
(
にしはずれ
)
庭樹
(
き
)
赤児
(
やや
)
左右
(
そう
)
誤謬
(
あやまり
)
鮮
(
あざ
)
疎
(
まば
)
理
(
ことわり
)
独言
(
ひとりご
)
熱沙
(
ねっしゃ
)
真
(
まこと
)
真中
(
まなか
)
真白
(
ましろ
)
眼
(
まなこ
)
笑
(
え
)
紅楓
(
もみじ
)
紅黄
(
こうこう
)
栗樹
(
くり
)
枯葉
(
こよう
)
木
(
こ
)
旅路
(
たびじ
)
招
(
まね
)
懐
(
なつ
)
憐
(
あわれ
)
愛
(
め
)
街
(
ちまた
)
装衣
(
いでたち
)
得
(
う
)
後
(
のち
)
往
(
ゆ
)
度
(
たび
)
訪
(
と
)
幽
(
かすか
)
今日
(
きょう
)
堪
(
た
)
野路
(
のみち
)
今夜
(
こよい
)
地柄
(
とちがら
)