“誤謬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ごびゅう85.5%
ごびう6.9%
あやまり4.6%
ごびゆう1.5%
あやまち0.8%
ごべう0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、いかなる機会をものがさないで、しかも単純に穏かに、クリストフが間違えるのは当然ででもあるかのように、その誤謬ごびゅうを指摘した。
論理には五分もすきはなく、数学の運算に一点の誤謬ごびゅうはなくても、そこに取り扱われている「天然ネチュアー」はしんこ細工の「天然」である。
備忘録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それがため、女優第一人者を、誠意をもって誤謬ごびゅうなく書残しておこうとしたことが画餅がべいになってしまったのを、大変残りおしく思う。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
又罪過は戯曲のみにあるべきものにして決して小説にあるべからずと言ふ者あらば、吾人は別論としてほ其誤謬ごびうばくせんと欲するなり。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
夫子ふうしあながちにしかき道義的誤謬ごびうの見解を下したるは、大早計にも婦人を以て直ちに内政に参し家計を調ずる細君と臆断おくだんしたるに因るなり。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
壽阿彌の事は舊に依つて暗黒の中にある。しかしわたくしは伊澤の刀自や師岡の未亡人の如き長壽の人を識ることを得て、幾分か諸書の誤謬ごびうを正すことを得たのを喜んだ。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
もとの意義人の美を形容したるにはあらざるべき沈魚落雁などいふ語の、美を形容する套語となれる如く、いとをかしき誤謬あやまりなり。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
牛乳屋ちちやの物食う口は牛七匹と人五人のみのように言いしは誤謬あやまりにて、なお驢馬ろば一頭あり、こは主人あるじがその生国ふるさと千葉よりともないしという
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
もとより不学ふがくのすさみなれば要跡えうせきもれたるもせつ誤謬あやまりたるもあるべし。
しかしてべつある誤謬ごびゆうそんするあるにもあらずしてこの殺人さつじんつみおかす、世に普通なるにあらずして
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
更に一層進んで、反マルクス主義的思想を強くあらわした作品に對しては、マルクス主義批評家は、ただその作品にあらわされた思想と戰い、その誤謬ごびゆうを指摘し、克服することに全力をつくさねばならない。
またわたくし申上もうしあげることにどんな誤謬あやまちがあるかもはかりかねますので、そこはくれぐれもただ一つの参考さんこうにとどめていただきたいのでございます。
現今げんこん日本にほんでは、歐文おうぶん通信つうしん著作ちよさくや、その各種かくしゆぶん場合ばあひに、その署名しよめい歐米風おうべいふうにローマさきせいあとくことにしてゐるが、これは由々ゆゝしい誤謬ごべうである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)