“誤謬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごびゅう85.7%
ごびう6.4%
あやまり5.0%
ごびゆう1.4%
あやまち0.7%
ごべう0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり、外国製地図の誤謬ごびゅうをただし、一度も日本人の手で実測が行われていない、この地方の地図を完璧なものにしようとするのだ。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
又罪過は戯曲のみにあるべきものにして決して小説にあるべからずと言ふ者あらば、吾人は別論としてほ其誤謬ごびうばくせんと欲するなり。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
もとの意義人の美を形容したるにはあらざるべき沈魚落雁などいふ語の、美を形容する套語となれる如く、いとをかしき誤謬あやまりなり。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
しかしてべつある誤謬ごびゆうそんするあるにもあらずしてこの殺人さつじんつみおかす、世に普通なるにあらずして、しかも普通なる理由によつてなり、これをうつきはめてかた
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
またわたくし申上もうしあげることにどんな誤謬あやまちがあるかもはかりかねますので、そこはくれぐれもただ一つの参考さんこうにとどめていただきたいのでございます。
現今げんこん日本にほんでは、歐文おうぶん通信つうしん著作ちよさくや、その各種かくしゆぶん場合ばあひに、その署名しよめい歐米風おうべいふうにローマさきせいあとくことにしてゐるが、これは由々ゆゝしい誤謬ごべうである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)