誤謬あやまり)” の例文
もとの意義人の美を形容したるにはあらざるべき沈魚落雁などいふ語の、美を形容する套語となれる如く、いとをかしき誤謬あやまりなり。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
わたくしはただ神様かみさまやら守護霊様しゅごれいさまからきかされたところをお取次とりつぎするのですから、これが誤謬あやまりのないものだとはけっしてるつもりはございませぬ……。
牛乳屋ちちやの物食う口は牛七匹と人五人のみのように言いしは誤謬あやまりにて、なお驢馬ろば一頭あり、こは主人あるじがその生国ふるさと千葉よりともないしという、このには理由わけある一もつなるが
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ただ私の学説の全く誤謬あやまりであることを切望するのみです。それと同時に諸君に望みます。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
『それは明かに誤謬あやまりです……ストライキになつた後に、私の処に相談に来たのです』
○さて如件くだんのごとく条説でうせつするは、本編にいへる逃入村にごろむらの 神灵しんれいの事にちなみ実跡じつせきの書どもを摘要てきえうして御神の略伝りやくでん児曹こどもしめすなり。もとより不学ふがくのすさみなれば要跡えうせきもれたるもせつ誤謬あやまりたるもあるべし。
○さて如件くだんのごとく条説でうせつするは、本編にいへる逃入村にごろむらの 神灵しんれいの事にちなみ実跡じつせきの書どもを摘要てきえうして御神の略伝りやくでん児曹こどもしめすなり。もとより不学ふがくのすさみなれば要跡えうせきもれたるもせつ誤謬あやまりたるもあるべし。