“実跡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じつせき50.0%
じっせき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時平ときけば此 御神を讒言ざんげんしたる悪人なりとて、其悪千古に上下して哥舞妓かぶき狂言にも作りなし、婦女子もあまねく知る所なれど、童稚どうち女子ぢよしはその実跡じつせきをしれるがまれなり。
時平ときけば此 御神を讒言ざんげんしたる悪人なりとて、其悪千古に上下して哥舞妓かぶき狂言にも作りなし、婦女子もあまねく知る所なれど、童稚どうち女子ぢよしはその実跡じつせきをしれるがまれなり。
自分はなお三十年の間かつて思い出したことのなかった、一つのなつかしい詩のようなことがらの実跡じっせきを見いだした。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
義務として愛国を呼称するの国民は愛国心を失いつつある国民なり、孝を称する子は孝子にあらざるなり、愛国の空言かまびすしくして愛国の実跡じっせきを絶つに至る、余は国を愛する人となりて
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)