“讒言”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ざんげん91.1%
うわごと1.8%
さかしら1.8%
さんげん1.8%
たわごと1.8%
つげぐち1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒人オセロは、イヤゴーの讒言ざんげんによって、妻デズデモナを殺しますが、後に邪推に過ぎなかったことがわかると、悔恨のあまり自殺しました。
三つの痣 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
やがてその張郃、高覧が大敗してここへ帰ってきたら、必定、罪を問われるかも知れない。今のうちに——と彼はあわてて、袁紹にこう讒言ざんげんした。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「讒者。……ムム、梶原景時のたぐいか。とはいえ、あれほどご聡明な鎌倉殿が、小人ばら讒言ざんげんなどに動かされてとは考えられぬ」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水や薬の騒ぎでようように息を吹きかえしたが、お米はその夜なかから大熱を発して、取り留めもない讒言うわごとを口走るようになった。
半七捕物帳:16 津の国屋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
正しき品行は御覧じ知る(はず)を、誰が讒言さかしらに動かされてか打捨て給ふ情なさよ、成らば此胸かきさばきても身の潔白の(あら)はしたやと哭きしが、其心の底何者の潜みけん
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
またなきお爽やかさ、天下兵馬の権を御司おんつかさどり遊ばす君が、取るにも足らぬ佞人ねいじんばらの讒言さんげんおきき遊ばして、御心おみだしなさるようではと、恐れながら主水之介、道々心を痛めて罷り越しましてござりまするが、いつにも変らぬそのお爽やかさ
「何を申すぞ、ええ讒言たわごと! 良人おっとの生死も確かめず、むざむざ敵に捕われて、おめおめ賊砦ぞくさいへ参るような、不覚至極の妻なんどに逢いたいと思うこの右門か?」言葉をフッと途切らせたが、「さように不覚の女のこと、恐らく女のみさおなんども、とうに破られておろうわい!」さすがに声はうるんでいた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
下女に鼻薬を飼って讒言つげぐちをさせたんだね。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)