“讒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざん88.9%
さかしら2.8%
しこづ2.8%
そし2.8%
よこ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔明は色をあらためて恐らくはこれ何か内官のざんに依るものではありませぬかと、突っこんでたずねた。帝は黙然たるままだったが
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たのみつる君は、此の国にては一一六由縁ゆゑある御方なりしが、人のさかしらにあひてしる所をも失ひ、今は此の野のくまわびしくて住ませ給ふ。
ひとりはジユセッポをしこづりし僞りの女、一はトロイアにありしギリシアびと僞りのシノンなり、彼等劇しき熱の爲に臭き烟を出すことかくおびたゞし 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
一 下女を使つかうに心をもちうべし。言甲斐いいがいなき下﨟げろうならわあしくて知恵なく、心奸敷かしましくものいうことさがなし。夫のこと舅姑こじゅうとのことなど我心に合ぬ事あれば猥にそしきかせて、それを却て君の為と思へり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
根の臣すなはちその禮物ゐやじろ玉縵たまかづらを盜み取りて、大日下の王をよこしまつりて曰さく