“さかしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
20.0%
讒言20.0%
賢明20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなみにくさかしらをすと酒のまぬ人をよく見れば猿にかも似る(大伴旅人)
万葉集の恋歌に就て (新字旧仮名) / 三好達治(著)
たのみつる君は、此の国にては一一六由縁ゆゑある御方なりしが、人のさかしらにあひてしる所をも失ひ、今は此の野のくまわびしくて住ませ給ふ。
正しき品行は御覧じ知るはずを、誰が讒言さかしらに動かされてか打捨て給ふ情なさよ、成らば此胸かきさばきても身の潔白のあらはしたやと哭きしが、其心の底何者の潜みけん
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
非人風情の賢明さかしらぶりを感心すると同時に、冷笑してみたくなったらしい。