“さんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三絃41.7%
三間41.7%
三軒8.3%
讒言8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林泉りんせんのさま見事なる料理屋の座敷に尾上松助おのえまつすけ胡弓こきゅうの調子を調べつつ三絃さんげん手にせる芸者と居並び女形おんながたの中村七三、松本小次郎の二人ふたり箱引はこひきの戯れなすさまを打眺めたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三間さんげんほども行き過ぎてから、器物を落とされたときの間の抜けた顔をしている小僧が浮ぶと、彼は唐突に吹き出して笑った。
御身 (新字新仮名) / 横光利一(著)
むか三軒さんげん両隣りやうどなりのおてふ丹次郎たんじらうそめ久松ひさまつよりやけにひねつた「ダンス」の Missミツス B.ビー A.エー Bae.べー 瓦斯ぐわす糸織いとおり綺羅きら
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
天下兵馬の権を御司おんつかさどり遊ばす君が、取るにも足らぬ佞人ねいじんばらの讒言さんげんおきき遊ばして、御心おみだしなさるようではと、恐れながら主水之介、道々心を痛めて罷り越しましてござりまするが