“三間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みま78.3%
さんげん21.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呼び起してくれたのは三間みまばかり隔てて寝ていた若党源八げんぱちであった。そこまで聴こえる程の高声で純之進はうなされていたのであった。
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
三間みましかないお家の天井という天井には、いまでは大小さまざまの飛行機模型がずらりとぶらさがっていて、風にゆらゆらゆらいでいる。
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)
階下は小売商店の立続いたしば桜川町さくらがわちょう裏通うらどおりに面して、間口まぐち三間さんげんほど明放あけはなちにした硝子店ガラスてんで、家の半分は板硝子を置いた土間になっている。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三間さんげんほども行き過ぎてから、器物を落とされたときの間の抜けた顔をしている小僧が浮ぶと、彼は唐突に吹き出して笑った。
御身 (新字新仮名) / 横光利一(著)