“桜川町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくらがわちょう66.7%
さくらがはちやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
階下は小売商店の立続いたしば桜川町さくらがわちょう裏通うらどおりに面して、間口まぐち三間さんげんほど明放あけはなちにした硝子店ガラスてんで、家の半分は板硝子を置いた土間になっている。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また矢野次郎、角田真平つのだしんぺい高梨哲四郎たかなしてつしろう、大岡育造いくぞうの人々は社友であった。次で八月に保は攻玉社の教員をめた。九月一日には家を芝桜川町さくらがわちょう十八番地に移した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わたくし昨年さくねんの十二ぐわつ芝愛宕下しばあたごした桜川町さくらがはちやうしまして、此春このはる初湯はつゆはいりたいとぞんじ、つい近辺きんぺん銭湯せんたうにまゐりまして「初湯はつゆにもあらひのこすやへそのあか」
年始まはり (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)