“さみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
39.6%
35.8%
三味14.2%
3.8%
1.9%
三絃0.9%
佐美0.9%
寂寞0.9%
沙弥0.9%
沙彌0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこの女が墓の前に延び上がった時は墓よりも落ちついていた。銀杏黄葉しい。ましてけるとあるからなおしい。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
むら吹通したに、大火鉢貝殼灰——これは大降のあとの昨夜りに、となくしかつた——それがざかりにもかつた。
十和田の夏霧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この辺は町の遊廓が近いので、三味や太鼓の音もするが、よほど鈍く微かになって聞えるから、うるさくはない。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ひとりしく笛を吹く、の笛吹く、笛を吹く。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「成程ゆうべはいともつたら、ほれああんなに積つた。」で濱に立つ漁夫でも、萬祝の古着で拵へた半纏で子供を背負つた女房でも、額に手を翳して山の方を見た。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
その容姿はしくして都はづかし、三絃胡弓ならぬ歌うたひて、余念なく居りけるを、参詣の人、彼が麗はしき顔色に心をとられて銭を投掛くること雨の降り霧の飛ぶが如くなるを
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もあらばみてたげまし佐美山野宇波疑ぎにけらずや 〔巻二・二二一〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
戸外寂寞しいほどの興はいて、血気の連中、借銭ばかりにして女房なし、河豚も鉄砲も、持って来い。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
門部王の、「飫宇の海の河原の千鳥汝が鳴けば吾が佐保河の念ほゆらくに」があり、巻八(一四六九)に沙弥作、「足引の山ほととぎす汝が鳴けば家なる妹し常におもほゆ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
し何とも氣毒の至りなり以來此左京は山賊は申すと云ふに大膳呵々と打笑ひ左京どの沙彌から長老と申し何事でも左樣くは行ぬ者なり山賊も其通り兎角辛抱肝心なり石の上にも三年と云へば先づ/\氣長にし給へ其内には好事も有るべし扨また我は今宵の留守にせずして小千兩の
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)