『十和田の夏霧(とわだのなつぎり)』
彼處に、遙に、湖の只中なる一點のモーターは、日の光に、たゞ青瑪瑙の瓜の泛べる風情がある。また、行く船の、さながら白銀の猪の驅けるが如く見えたるも道理よ。水底には蒼龍のぬしを潛めて、大なる蠑螈の影の、藻に亂るゝ、と聞くものを。現に其處を漕いだ …
作品に特徴的な語句
化(くわ) 大(おほい) 寂(さみ) 漣(さゝなみ) 猪(しゝ) 薄(すゝき) 覆(おほ) 道理(ことわり) 上(あが) 午(ご) 居(ゐ) 描(ゑが) 斜(なゝめ) 旅店(りよてん) 昨夜(さくや) 湖(みづうみ) 潛(ひそ) 膠(にかは) 雨(さめ) 伸(のば) 何(なん) 來(く) 其(そ) 冷(つめ) 只中(たゞなか) 大降(おほぶり) 床(ゆか) 心地(こゝち) 我(わ) 新(あたら) 梶(かぢ) 櫓(ろ) 水(みづ) 水深(すゐしん) 消(け) 現(げん) 白砂(しらすな) 紙帳(しちやう) 縁(えん) 肘枕(ひぢまくら) 蟋蟀(こほろぎ) 蠑螈(ゐもり) 視(なが) 語(かた) 遙(はるか) 錦葉(もみぢ) 青黒(あをぐろ) 靜(しづか) 音(おと) 颯(さつ) 一群(ひとむれ) 一點(いつてん) 且(か) 亂(みだ) 人(ひと) 休屋(やすみや) 伸(の) 光(ひかり) 其處(そこ) 凄(すご) 動(うご) 又(また) 友(とも) 吹(ふ) 吹通(ふきとほ) 咲(さ) 唄(うた) 天氣(てんき) 如(ごと) 宿(やど) 寒(さむ) 實(じつ) 小雨(こさめ) 屆(とゞ) 巖(いは) 座敷(ざしき) 廣(ひろ) 影(かげ) 彼處(かしこ) 忽(たちま) 思(おも) 成(な) 手(て) 捲(ま) 數百(すうひやく) 日(ひ) 時(とき) 晴(は) 水底(みなそこ) 沖(おき) 泊(とま) 泛(うか) 漆(うるし) 漕(こ) 瓜(うり) 生(は) 白銀(しろがね) 私(わたし) 穗(ほ) 羅(うすもの)