“青黒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおぐろ88.0%
あをぐろ12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よるになると、はたして、父親ちちおやはいいました。つきもないくらばんでありました。ほしひかりるように、青黒あおぐろそらかがやいていました。
幸福のはさみ (新字新仮名) / 小川未明(著)
清造はしばらく目をつぶってから、青黒あおぐろくよどんだ水の上に、大きなあわがふたつぽかりとかんだところをかきました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
出雲いづもくにあたりから碧玉へきぎよくといふ青黒あをぐろいしもちひられ、さらにのちになると、あか瑪瑙めのう普通ふつう使つかはれるようになりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
もりなか平地ひらちくぼんで、ところ川幅かははゞも、およそ百畳敷ぜふじきばかり、かはなが青黒あをぐろい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)