“畳敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たたみじ27.3%
たたみじき27.3%
じょうじ18.2%
じょうじき18.2%
ぜふじ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どの部屋も畳敷たたみじきで、三畳ばかりの部屋のすみの小さい戸棚には、土瓶どびんだの茶碗だの、書籍なんかが置いてありました。
呉服部は、腰高こしだか畳敷たたみじきで、普通のお客は、畳に腰かけて買い物をする。しかし反物などを買う客は、畳敷の上にあがり込む。
私の生まれた家 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
そうしてくずれた穴をくぐって、つぎのほらへはいると、そこは山田の洞と同じ高さで、二十畳敷じょうじきばかりの広さである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
湯壺ゆつぼ花崗石みかげいしたたみ上げて、十五畳敷じょうじきぐらいの広さに仕切ってある。大抵たいていは十三四人つかってるがたまには誰も居ない事がある。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もりなか平地ひらちくぼんで、ところ川幅かははゞも、およそ百畳敷ぜふじきばかり、かはなが青黒あをぐろい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)