“畳句”のいろいろな読み方と例文
旧字:疊句
読み方割合
でふく28.6%
リフレイン28.6%
リフレーン14.3%
たたみく14.3%
リフレーヌ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはモノトナスな、けれどもなつかしいリズムをもつた畳句でふくのある童謡で、またうたの心持にしつくりとはまつた遊戯であつた。
(しかし、彼の山々は——)、いきなり、畳句リフレインが記憶の底から浮み出て、その後にとびついた。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「リアロー、リアロー、リリ・バリアロー」云々という畳句リフレーンがあるのである。
「ゆき/\てこゝにゆきゆく」というような畳句たたみくが一層その果てしなき夏野の力を強めているのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
毎晩九時過ぎると、まだ夜と昼との影を投じ合った鳩羽色の湖面を滑って、或時は有頂天な、或時は優婉な舞踏曲が、漣の畳句リフレーヌを伴れて聞え始めます。
C先生への手紙 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)