畳句リフレイン)” の例文
旧字:疊句
(しかし、彼の山々は——)、いきなり、畳句リフレインが記憶の底から浮み出て、その後にとびついた。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
………………………………………意味のない畳句リフレインが、ひるがへり、巻きかへつた。美しい花々が、光のない空間を横ぎつて没落した。そして、下に、遙か下に、褪紅色の月が地平の上にさし上つた。
鳥獣剥製所:一報告書 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)