“使”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つか48.8%
つかい30.4%
つかひ12.4%
2.0%
つこ1.7%
つけ1.3%
づか0.7%
0.3%
つかう0.3%
つかっ0.3%
(他:5)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“使”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸32.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)11.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
四喜臨門スウシイリンメンとかいふやうな如何いかにも詩味しみのある字句じく使つかつてあるのも面白おもしろい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
使つかひがかへつてそのとほりをまをげると、みかどおきな同情どうじようされて
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
タメルランののち哈里ハリ(Hali)雄志ゆうし無し、使つかいあんに伴わしめ方物ほうぶつこうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「お菊どん。何処どこへ……。お使つかいかい。」と、若い男の一人ひとりが何かからかいたそうな顔をして声をかけた。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
此樣このやうしいお使つかひ命置おほせおかせられた役目やくめゆゑでござります、御免ごめんなされませい。
さア使つかひ仕様しやうぼくをしへてあげるからマアきみ椅子いすこしたま
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかるに又、ひるがへつて、将門を罪に召すの使を給ふ。心、はなはだ安からず。誠に、鬱悒うついふの至りなり。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
待設まちもうけたる斉泰は、たゞちに符を発し使を遣わし、いて燕府の官属を逮捕せしめ、ひそか謝貴しゃき張昺ちょうへいをして
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
東京の商人に聞いてみると、金を持っている人には商売はできない、金のないものが人の金を使つこうて事業をするのであると申します。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「これを使つこたら」と、またひたへに皺を出して、「あたいの食べるお米が買へないだろ?」
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
さうなんだ、近頃ちかごろ唐鍬たうぐは使つけほねおれつからつて仕事しごとしまつちや一がふぐれえけてつちやあんだつちけが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
尤も、これまた長だけには限らない、この土地では少年と少女の差別なしに、男女間の機微に触れた言葉をじつによく知っており、そういう表現におどろいて、私がへどもどしたりすると、「へ、へ、蒸気河岸の先生もそらっ使つけえだ」くらいは云われるのであった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
鍛工場たんこうぢやう取締とりしまりともはれなば、いへいますこひろ小女こをんなはし使づかひをきて
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
岡さん。わたし一生のお頼み……これからすぐ山内さんないの家まで行ってください。そして不用な荷物は今夜のうちにみんな倉地さんの下宿に送り返してしまって、わたしと愛子のふだん使づかいの着物と道具とを持って、すぐここに引っ越して来るように愛子にいいつけてください。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「それで朗読家は君のほかにどんな人が加わったんですか」「いろいろおりました。花魁が法学士のK君でしたが、口髯くちひげを生やして、女の甘ったるいせりふを使かうのですからちょっと妙でした。それにその花魁がしゃくを起すところがあるので……」「朗読でも癪を起さなくっちゃ、いけないんですか」と主人は心配そうに尋ねる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一 下女を使つかうに心をもちうべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これを私が奥平様にお買上げを願うと云うのは、この代金を私が請取うけとって、その金は私が使つかって、うしてその御買上おかいあげげになった原書を私が拝借しようとう云うので
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
デその途中私はひと首肯うなずき、この下駄と傘が又役に立つ、駕籠にのったって何も後に残るものはない、こんな処がつつしむべきことだとおもったことがあります、マアそのくらいに注意して居たから、ほかして知るべし、一切いっさい無駄な金を使つかったことがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いいえ、私は炭籠すみかごの炭ほか使つかわないよ」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
重「ハア誠におとなしくして居ります、去年の暮などは忙しい中を態々わざ/\来てくれて、わし小遣こづけえを一両呉れましたが、それも是もみんな御主人さまのお蔭だから、御主人さまの御恩を忘れねえで奉公を大切でえじにしろと云いつけて遣りましたよ、もう使つけえけえりそうなものだ」
さて諸君、急速力に依って出来た外輪は、二個三個遂に八個となり、しかも相ともに回転しつつあった、しかるにこの小瓦斯塊は、分子間相互の引力に使って、凝集して楕円塊となり、さらに収縮してその密度を増すのである、彼らの楕円塊がその熱度を空間に放出して
太陽系統の滅亡 (新字新仮名) / 木村小舟(著)
——下総御厨シモフサミクリヤ下司ゲス、平将門。兇乱ヲナシ、謀叛ムホンノ状、明カナリ。使ヲ派シテ、コレヲ捕ヘ、ヨロシク朝ノ法廷ニ於テ、指弾シダン問責モンセキアルベキ也。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二十年に一度、京の禁中から髮剃カウゾ使ヅカヒが立ちます。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)