“使”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つか49.9%
つかい28.9%
つかひ13.4%
2.2%
つこ1.9%
つけ1.1%
づか0.5%
つかっ0.3%
0.3%
つかう0.3%
つかわ0.3%
つけえ0.3%
0.3%
0.3%
ヅカヒ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんが、お仕事をなさるときに使われた、いくつかのやかなかべて、せめてものなぐさめとしていたのでした。
古いはさみ (新字新仮名) / 小川未明(著)
傷ついている少年から、町へ使を出すにはどうするのが一ばん早いかと、聞かれた炭やき爺さんは、少年の顔をつくづく見やりつつ
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
取出し見れば最早劔難れたれば然ば明日は病氣とり供を除き捕手の向はぬ内に切腹すべしと覺悟を極め大膳の使
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
支那帝使を西班牙帝使のに座せしめ、たり友たる西帝の使を、賊たり無頼の徒たる支那帝の使の下にせしむるれといしと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それから俺を使うて、あげな非道い事をさせたに違わん。俺は今朝、気が付いてから色々考えとるうちに、やっとわかったんじゃ。
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
近頃唐鍬使つからつて仕事つちや一けてつちやあんだつちけが、それ今日くからてたんだつちきや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
苦勞はつらくとも暫時辛抱ぞしのべかし、やがて伍長肩書たば、鍛工場取締りともはれなば、小女使ひをきて、かよわきまさじ
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
左様です、原書は誠に必要な原書ですが、を私が奥平様にお買上げを願うと云うのは、この代金を私が請取て、その金は私が使
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「いろいろおりました。花魁が法学士のK君でしたが、口髯を生やして、女の甘ったるいせりふを使かうのですからちょっと妙でした。それにその花魁がを起すところがあるので……」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一 下女を使に心をべし。言甲斐なき下﨟くて知恵なく、心奸敷ことなし。夫のこと舅姑のことなど我心に合ぬ事あれば猥にせて、を却て君の為と思へり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
、私は炭籠の炭ほか使ないよ」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
分子間相互の引力に使って、凝集して楕円塊となり、さらに収縮してその密度を増すのである、彼らの楕円塊がその熱度を空間に放出して、外殻が出来たものこそ、我地球のごとき有様を呈する
太陽系統の滅亡 (新字新仮名) / 木村小舟(著)
下総御厨下司、平将門。兇乱ヲナシ、謀叛ノ状、明カナリ。使ヲ派シテ、コレヲ捕ヘ、ヨロシク朝ノ法廷ニ於テ、指弾問責アルベキ也。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二十年に一度、京の禁中から髮剃使が立ちます。私もその際、立ちあうたとは申しかねます。が、もう十年も前、御廟へその勅使が立ちました節、尊や/\あなかしこ、近々と拜し奉りました。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)