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使
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つこ
ふりがな文庫
“
使
(
つこ
)” の例文
それから俺を
使
(
つこ
)
うて、あげな
非道
(
ひど
)
い事をさせたに違わん。俺は
今朝
(
けさ
)
、気が付いてから色々考えとるうちに、やっとわかったんじゃ。
オンチ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
なあに、相手に誠意なかったら何ぼこんなもん書かしても
反古
(
ほうぐ
)
と同じですよって、お役に立つのんならどうぞ持って行って
使
(
つこ
)
て下さい。
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「これを
使
(
つこ
)
たら」と、またひたへに皺を出して、「あたいの食べるお米が買へないだろ?」
泡鳴五部作:01 発展
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
本意
(
ほい
)
なう死んだ姉が、気の毒でいとしうて、うちなど、どないなってもかめへん、いつまでも離れんといて、思うとおりにうちの身体
使
(
つこ
)
て、仕残したことをなんなりやったらええ
姦(かしまし)
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
東京の商人に聞いてみると、金を持っている人には商売はできない、金のないものが人の金を
使
(
つこ
)
うて事業をするのであると申します。純粋の事業家の成功を考えてみまするに、けっして金ではない。
後世への最大遺物
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
▼ もっと見る
そいで綿貫にはこないこないの噂あるのん幸いにこないな人道具に
使
(
つこ
)
てる、そないした方が家
空
(
あ
)
けるのんにも工合ええさかいいうてなさったのんですが
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「そんなに
使
(
つこ
)
たら、あとで困るぢやないか」
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
そのしみの
痕
(
あと
)
視
(
み
)
つめながら、まだ何や知らん夢みてるみたいにぼんやりしてましてん。夫にどないいい訳しょう。この部屋
使
(
つこ
)
たこといおか知らん。いわんとこか知らん。
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
使
(
つこ
)
てます、一向に色は白うなれしまへんどすけど」
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“使”の意味
《名詞》
(シ)使者。
(シ)(仏教)煩悩。
(シ)検非違使、奉幣使などの略。
(出典:Wiktionary)
“使(
検非違使
)”の解説
検非違使(けびいし、けんびいし)は、日本の律令制下の令外官の役職である。「非違(不法、違法)を検察する天皇の使者」の意。検非違使庁の官人。佐と尉の唐名は廷尉。京都の治安維持と民政を所管した。また、平安時代後期には令制国にも置かれるようになった。
(出典:Wikipedia)
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“使”を含む語句
使者
天使
召使
御使
小使
小間使
使用
魔法使
駆使
文使
使命
使童
神使
使役
御使者
使女
急使
使嗾
使僕
酷使
...