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痕
ふりがな文庫
“痕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あと
96.2%
きず
1.6%
こん
0.7%
のこ
0.7%
きずあと
0.4%
つ
0.4%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あと
(逆引き)
「それにしても、今日は風當りが強すぎやしませんか。額の八の字に、吸口の
痕
(
あと
)
を付けて、一體何がそんなに親分を困らせるんで?」
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
痕(あと)の例文をもっと
(50作品+)
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きず
(逆引き)
鼻の上に爪痕があるとか、掻き
痕
(
きず
)
とか、頸を絞めつけた
痕
(
あと
)
とか、とにかく、そうした痕跡がなければならんわけです
見開いた眼
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
痕(きず)の例文をもっと
(7作品)
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こん
(逆引き)
夢の中には、一
痕
(
こん
)
の月があった。墨のごとき冷風は絶え間なく雲を
戦
(
そよ
)
がせ、その雲の声とも風の声ともつかない
叫喚
(
さけび
)
がやむと、寝所の
帳
(
とばり
)
のすそに、誰か平伏している者がある。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
痕(こん)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
のこ
(逆引き)
あるいはその外輪がほかのものに等値的に
痕
(
のこ
)
せし射影、さらにその等値性よりして、それと交換しうる異質的存在を指し示す。
うつす
(新字新仮名)
/
中井正一
(著)
痕(のこ)の例文をもっと
(3作品)
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きずあと
(逆引き)
三日の間二尺に余る積雪中を辿り歩いた報いは
覿面
(
てきめん
)
で、今だに
痕
(
きずあと
)
が寒さに痛む程の凍傷を受けた。
冬の山
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
痕(きずあと)の例文をもっと
(2作品)
見る
つ
(逆引き)
少しは
慚
(
は
)
ぢてや首を
俛
(
た
)
れ
掌
(
て
)
を揉みながら、
自己
(
おのれ
)
が発頭人なるに是非なく、有し次第を我田に水引き/\申し出れば、痩せ皺びたる顔に深く長く
痕
(
つ
)
いたる法令の
皺溝
(
すぢ
)
をひとしほ深めて
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
痕(つ)の例文をもっと
(2作品)
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痕
常用漢字
中学
部首:⽧
11画
“痕”の類義語
怪我
非
短
傷痕
欠点
欠陥
爪痕
瑕疵
傷跡
爪跡
“痕”を含む語句
痕跡
痘痕
瘢痕
傷痕
墨痕
刀痕
条痕
痘痕面
爪痕
斑痕
焼痕
血痕
痕迹
創痕
疵痕
薄痘痕
弾痕
瘡痕
一痕
剃痕
...
“痕”のふりがなが多い著者
吉川英治
谷崎潤一郎
夏目漱石
幸田露伴
島崎藤村
徳田秋声
柳田国男
中里介山
芥川竜之介
森鴎外