“欠陥”のいろいろな読み方と例文
旧字:缺陷
読み方割合
けっかん75.0%
あき16.7%
けつかん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それには二つの欠陥けっかんがある。一つは、研究ノートにまだくわしく書きいれてないが、その人造人間に高圧電気で電撃でんげきをあたえることが必要なのだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
遠く離れてはさすがになつかしかりし家も、帰りて見れば思いのほかにおもしろき事もなくて、武男はついにその心の欠陥あきを満たすべきものを得ざりしなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
しかし大久保おほくぼ場合ばあひは、その欠陥けつかんすこちすぎた。かれ意味いみでは誇大妄想狂こだいまうさうきやうであつたが、意味いみではまた病的天才びやうてきてんさいとでもふべき種類しゆるゐのものであつた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)