“穴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あな95.2%
けつ2.4%
みぞ0.6%
めど0.6%
シュイ0.6%
スパット0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高窓(たかまど)の障子(しょうじ)の破(やぶ)れ穴(あな)に、風(かぜ)があたると、ブー、ブーといって、鳴(な)りました。もう冬(ふゆ)が近(ちか)づいていたので、いつも空(そら)は暗(くら)かったのです。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
「これですか、親分、——これは、『十四経和語抄(きょうわごしょう)』にもない、六百五十七穴(けつ)の外の、禁断の鍼ですよ、親分」
彼はもう三分間ほど前から針の穴(みぞ)に糸を通そうとしていたが、それがどうも巧くゆかないので、部屋の暗さに腹をたてたり、しまいには糸にまで当たりちらして
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
「大豆打(でえづぶち)にかつ轉(ころ)がつた見(み)てえに面中(つらぢう)穴(めど)だらけにしてなあ」剽輕(へうきん)な相手(あひて)は益(ます/\)惡口(あくこう)を逞(たくま)しくした。群衆(ぐんしふ)は一聲(ひとこゑ)の畢(をは)る毎(ごと)に笑(わら)ひどよめいた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
叔父のことだからどうせろくな考えではあるまいと、心の中で神々に祈りながらついて行くと、ずっと山奥に大きな穴(シュイ)があった。
そこに書かれた彼の「宣言」は着々忠実な履行(りこう)に移されて現われてきたから——彼は、自分の求める売春婦の犠牲者を何街で発見することができるかその的確な「穴(スパット)」を知り
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)