“風穴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざあな88.9%
ふうけつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこへでも、一ヵ所、風穴かざあなができて見ろ、こんがりとした二つの骸骨しゃりこうべが、番士ばんしの六しゃくぼうき分けてさがしだされるのはまたたくだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういうところをぬけ、つめたい氷のような風の吹出ふきだしている二、三ヶ所の風穴かざあなの前を通ったりして、鬼神きじん谷の上へ出るとそこで元来た旧道にがっする。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
それなら風穴ふうけつへ出る道(これは案内記で知つた)があるだらうと云ふと、知らないといふ。
湖水めぐり (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)