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『湖水めぐり』
ふりがな文庫
『
湖水めぐり
(
こすいめぐり
)
』
大正八年八月四日。 青楓君と大月に下りたのは午前九時三十三分だつた。停車場の前に並んでゐる小さい低い赤と青で塗つた平たい馬車と宿屋の前に吊してある無數の雜色の手拭みたいな講中のビラがまづ目についた。次の汽車で來る二人の同行者を待つために、私 …
著者
野上豊一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「草衣集」相模書房、1938(昭和13)年6月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
結
(
ゆは
)
精進
(
しやうじ
)
只
(
と
)
殿
(
しんが
)
西湖
(
にしのうみ
)
風穴
(
ふうけつ
)
頭
(
あたま
)
西湖
(
さいこ
)
根原
(
ねばら
)
空地
(
あきち
)
空屋
(
あきや
)
根場
(
ねんば
)
舳
(
へさき
)
本栖
(
もとす
)
明日
(
あす
)
谷村
(
やむら
)
外
(
ほか
)
人穴
(
ひとあな
)