“西湖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいこ71.4%
さいこ14.3%
にしのうみ7.1%
サイこ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那に遊んで杭州の西湖せいこへ往った者は、その北岸の山の上と南岸の湖縁こべりとに五層となった高い大きな塔の聳えているのを見るであろう。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
由来本栖湖は貞観の頃までは、西湖さいこ、精進湖と連なっていて、全然同じ湖水であった。今も三つの湖は底において続いている。その証拠には水の量が三つながら同じである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから西湖にしのうみの村へ下りるのはわけはなかつた。湖は漢音でよみ、村の名はのの字を入れて訓讀するのださうである。
湖水めぐり (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
食楽は、精進しょうじん料理がお好き。まず録糸まめそうめんにてつくる魚翅ふかのひれ湯葉ゆばでつくれる火腿ハム、たまに彼女はかつて母とともに杭州コウシュウ西湖サイこにある功徳林食処へ精進料理を味わいに行った。
新種族ノラ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)