“風情”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふぜい98.9%
ありさま0.3%
たたずまい0.3%
ふうじょう0.3%
フゼイ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひは、強ひて伏せた横顔の、物思はしげな風情に、おやと思ふことがある。が、それはその時だけの話で、すぐに忘れてしまふ。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
よもや忘れは成るまじとかき口説れて千太郎は何と答へも面目なくも入たき風情なりて久八に向ひ段々の異見我が骨身へ今更んも樣なし以後は心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すがすがしい朝の風情のなかに、ここ大鍋のお美野の寝間にだけは、解きようもない不可思議を孕んで不気味な沈黙が、冷たくめ渡っていた。
さまざまのよからぬ風情も聞き、家事不取締りの条も数々あって、それらをもってしても容易におさえることはできたのに!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
伊予染めの胴に夢のやうな藤紫の肩当て、暖簾を分けて立つた桜丸の姿——これが菊五郎かと思ふほど、うちけぶる風情があつた。落入りまでまことに行儀正しい桜丸だつた。
手習鑑評判記 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)