“棒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼう88.8%
キユウ2.0%
パンチ1.3%
ばう1.3%
ぱんち1.3%
キュー1.3%
バット0.7%
きう0.7%
ぽう0.7%
クラブ0.7%
ホコ0.7%
ボン0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸太まるたぼうを立てて、そのいちばん下を力いっぱいはらったのと変わらない。モンクスは自分の足を上に、ずでーんとたたきつけられた。
柔道と拳闘の転がり試合 (新字新仮名) / 富田常雄(著)
春宵朗らかに球を撞けば、胸に愁ひあるを忘れ、秋夕粛やかにキユウを滑らせば、頭痛忽ちにして去る——と。
玉突の賦 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
白い洗濯物をパンチで打つてゐる。
長長秋夜 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
或は他の石片をつちとしてただちに其周縁そのまわりき或は骨角こつかくの如きかたき物にて、作れる長さ數寸のばうの一端を、石斧とすべき石片の一部分にて、此棒の他端たたんをば
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
洗濯台ぱんちぢりをうつぱんちも重い
長長秋夜 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
第二には、君が玉を突く時はキューすべりをよくするために、チョークをつける習慣のあること。
尋常じんじょうの場合を言わば球は投者ピッチャーの手にありてただ本基ホームベースに向って投ず。本基の側には必らず打者ストライカー一人(攻者の一人)バットを持ちて立つ。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
そのにほひ、きうとりながらわれぞ知る。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
温和おとなしいフロウベエルは色々に弁解いひわけをしたが、嫉妬焼やきもちやきの女はうしても承知しないので、小説家もとうと本気になつて怒り出した。そしてまきざつぽうをふり上げてなぐり倒さうとした。
そのなかでも Claridge の館表ステッカアだけを一枚貼った深紅の女持ち帽子箱と、二人のゴルフクラブを差した縞ズックの袋とが人眼を引いてるようだった。が、私達の誇りはそれだけではなかった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
駆使ハセツカヒに役せられた杖部ハセツカヒベの民の持つたしるしの杖を、ホコと言ひ、棒の木地から梓と言うたのである。かうしたものは、段々なくなつて、純粋譬喩に傾いたのが、主として人麻呂のした為事であつた。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「オレは喧嘩の名人らがな。手当り次第になんでもいいが、このボングレらと、鼻介の野郎が泣いて気の毒らのう」